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コピーライターへの道9 宣伝会議の養成講座

■当時の宣伝会議の事務所は、銀座のナイルレストランの近くにある小さなビルにあったと思う。狭くて急な階段を上っていったことを覚えています。
■講義が行われていたのは、銀座一丁目の東京都中小企業会館。後にここのすぐ近くにオフィスがある会社に就職することになるとは思いませんでした。さらに、最近、そのビルの隣のビルの事務所に取材で足繁く通うことになろうとはおもいませんでしたが。
■週2回、火曜日と木曜日の夕方、3時間程度の授業だったと記憶しています。学生、社会人入り混じり、社会人の中でも、広告業界の人、全く別業界の人、いろいろな人が通っていました。開講時に席が近かった人と、まあなんとなく仲良くなりました。学生、印刷会社勤務の女性、あと何人かいましたが、どんな人がいたかな、もはや思い出せませんね。でもその中で、就職後まで交流が続いた男もいました。
■講義の内容について書こうと思ったのですが、記憶が定かでないです。テキストやノートがどこかに残っているはずなので、見つけたら紹介したいと思います。
■毎回課題が出され、優秀なものは例示され、講義のネタにされるのですが、一度、私の提出したものが優秀作として例示されたことがあります。生命保険のラジオCMの課題でしたが、これですっかりその気になってしまったわけです。俺はコピーライターでやっていけると。
■その勢いだけで何とか25年近くコピーライターを続けてこられたのですから、思い込みというのは、存外すごい力をもたらしてくれるものだと思います。

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母のこと 14

翌朝、借りていた部屋で目を覚ますと、雨はまだ降り続いていたように思います。
奥さんと朝食を済ませ、父を乗せて告別式のために斎場に向かいます。
ホテルに泊まった親戚の方も、無事、斎場に戻ってきてくれました。(ホテルなんて泊まったことが無い、とおっしゃる方もいたので、若干心配でした)
通夜には参加できなかった奥さんのお母さんも参列してくれました。
読経、焼香を終え、いよいよ火葬場へ移動です。雨はますます強くなっていました。

火葬場は佐野市の外れ、斎場から車で30分ほどのところにありました。
母の棺は、極めて事務的に受領され、立派な炉の中に送り込まれていきました。
まあ、あまり感情を込めて処理されても困りますけれど。

親族の皆さんと、控え室で終わるのを待ちます。
こんなときでもお腹は減ります。少しビールなど飲みながら、軽く食事をしました。

雨はますます強くなっていました。

「お母さん、雨より風が嫌いってよく言ってたね」

叔父さんや叔母さんから、何回も言われました。

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コピーライターへの道8 留年

■簡単に留年を決めてしまいましたが、時は1980年、まだバブル前、次の年に就職できる保障なんかありゃしなかったと思います。後で親戚の方から聞かされたことでしたが、母親が非常にがっかりしていたそうです。あと一年で楽になると思っていたのが、「もう一年厄介になるよ」とのうのうとしているんですから、今思うと申し訳ない気持ちででいっぱいです。
■とは言え当時は自分のことで精一杯。学費や生活費をどうやって稼ぐか、ということをまず考えなくてはなりません。少しでも希望の職業に近い仕事を、と思って探したのが、小田急沿線のある駅の近くにあった(今でもあるかな)小さな印刷会社でした。タウン誌のようなメディアを編集・発行していて、編集やら原稿作成に関われるのではないかと考えたのですが、素人がそんなことをさせてもらえることも無く、印刷会社として手がけていたチラシや企業向けの名刺印刷の納品に追われる日々でした。おかげで都内の道には詳しくなりました。当時は路駐に関してもさほどうるさくなかったので、納品も楽でしたが、今なら大変だろうと思いますね。
■指導を受けていた教授に事情と自分の希望を打ち明け、卒業に必要な単位を5年目に履修して取ることの許可を得て、正式に(と言うのも変な話ですが)留年しました。結局、1科目(もう一科目ぐらい取ったかな)のために、1年分の学費を丸々払うことになったわけです。バイトも構良い金額を稼いでいたのですが、後に通うことになる宣伝会議コピーライター養成講座の学費もあり、結局多少親の援助を仰ぎました。実家に住んでメシ食わせてもらっているので、情けないことはなはだしいですが。
■宣伝会議のコピーライター養成講座(一般コース)の受講手続きも済ませ、新学期を迎えました。結果としてこの留年がコピーライターとしての人生につながったので、不満はありませんが、悲しいことが一つありました。留年したおかげで、大学のクラスメートとの付き合いが一切なくなってしまいました。仕方が無いとは思いますが、みんな元気かな、と時々思います。菊池君、荒木君、野村君、宮脇君、佐藤さん、村田さん、人生は順調ですか?

(続く)

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