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コピーライターへの道8 留年

■簡単に留年を決めてしまいましたが、時は1980年、まだバブル前、次の年に就職できる保障なんかありゃしなかったと思います。後で親戚の方から聞かされたことでしたが、母親が非常にがっかりしていたそうです。あと一年で楽になると思っていたのが、「もう一年厄介になるよ」とのうのうとしているんですから、今思うと申し訳ない気持ちででいっぱいです。
■とは言え当時は自分のことで精一杯。学費や生活費をどうやって稼ぐか、ということをまず考えなくてはなりません。少しでも希望の職業に近い仕事を、と思って探したのが、小田急沿線のある駅の近くにあった(今でもあるかな)小さな印刷会社でした。タウン誌のようなメディアを編集・発行していて、編集やら原稿作成に関われるのではないかと考えたのですが、素人がそんなことをさせてもらえることも無く、印刷会社として手がけていたチラシや企業向けの名刺印刷の納品に追われる日々でした。おかげで都内の道には詳しくなりました。当時は路駐に関してもさほどうるさくなかったので、納品も楽でしたが、今なら大変だろうと思いますね。
■指導を受けていた教授に事情と自分の希望を打ち明け、卒業に必要な単位を5年目に履修して取ることの許可を得て、正式に(と言うのも変な話ですが)留年しました。結局、1科目(もう一科目ぐらい取ったかな)のために、1年分の学費を丸々払うことになったわけです。バイトも構良い金額を稼いでいたのですが、後に通うことになる宣伝会議コピーライター養成講座の学費もあり、結局多少親の援助を仰ぎました。実家に住んでメシ食わせてもらっているので、情けないことはなはだしいですが。
■宣伝会議のコピーライター養成講座(一般コース)の受講手続きも済ませ、新学期を迎えました。結果としてこの留年がコピーライターとしての人生につながったので、不満はありませんが、悲しいことが一つありました。留年したおかげで、大学のクラスメートとの付き合いが一切なくなってしまいました。仕方が無いとは思いますが、みんな元気かな、と時々思います。菊池君、荒木君、野村君、宮脇君、佐藤さん、村田さん、人生は順調ですか?

(続く)

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