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父が、母のもとに旅立って行きました。(6)

●相変わらず仕事がタイトになると更新が全くできません。当たり前ですが。

●「父が救急車で運ばれた」という連絡を受け、動きの取れない私に変わって妹が病院に駆けつけてくれました。妹が到着したときには、父は少し落ち着いて眠っていたようです。
●簡単な検査は終えていたようですが、本格的な検査は状態が本当に落ち着いてから。次の週になるとのことでした。「顔を見た限り、相当やつれてる。かなり悪いかもしれない」。妹の声は落ち着いてはいましたが、やはりいつもとは違う響きがありました。
●後になって聞いたと記憶していますが、この日の血液検査で体内のどこかで大きな炎症が起きていることを示すデータが出ていたそうです。それが体調の悪さにつながっていたのでしょう。
●私は2日後の日曜日、息子を連れて見舞いに行きました。昼過ぎ、息子を伴って病室に入って行くと、父は目覚めており、点滴を受けていました。
●息子に気づいた父は、弱々しく手を振りながら、「ああ、ありがと。病気になっちゃったよ」と声をかけてくれました。息子もさすがにいつもと違うじいじの様子に何かを感じたのか、「じいじ大丈夫?」と顔を覗き込んでいました。「ああ…」と父。結果的にはこれが息子とじいじの最後の会話になりました。

●父の様子を見て一目で「むくんでるな」と思いました。ただ、弱っているものの言葉もしっかりしているし、正直、今後どのような事態になるのか、その時点では想像出来ませんでした。
●妹が数日滞在してくれ、検査まで付き添ってくれることになりました。前月も入院していたためか、入院の準備は整っており、結果として病院にかかったお金をはるかに上回る金額の現金などを渡され、妹はアタフタしていました。父も何か覚悟をしていたとしか思えません。
●帰り際、「じいじ頑張ってね」と私の息子が声をかけると、父は二、三度てをひらひらさせて答えてくれました。まずは検査まで頑張ってくれ、そう思いながら病室を出て、息子と一緒に家路につきました。
●この時は、これが最後になるとは(少ししか)思っていませんでしたが、息子(孫)の顔を見せられて良かったと考えていました。

(続きます)

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