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父が、母のもとに旅立って行きました。(3)

●年末年始は奥さんの実家で過ごし、お義父さんやお義母さんたちと、「お父さん何もなくてよかったねえ」なんて話していました。そして1月4日の日だったか、奥さんは別の用事があったので、息子と二人で父に会いに佐野へ向かいました。
●さすがに手術が堪えたらしく、ちょっと老け込んではいましたが声や動きは普通通り。具合が悪いようには見えませんでした。
●さて、お正月、子供と言えばお年玉。これまで父は「お年玉」と言って、息子には手作りのおもちゃ(木やペットボトルを廃品利用して作った飛行機や竹とんぼ、どんぐりで作ったコマなど)をくれていました。まあまだ小さいし、息子も喜んでいたし、息子のいとこたちにたくさんもらったコマをあげたら大喜びだったので、まあいいかなと思っていました。そして、今年もやはりお年玉は手作りの車。息子もすぐに食いついていたので「良かったな」と私が言った直後、父が「お金はお前が大人になったらあげるからね」と一言。
●「大人になったら」って、あと何年!?と思いましたが、まあそれだけ長いこと頑張って生きてくれたら有難い、と思って、「じゃあそれまで期待して待ってような」と息子と話しながら父の家を後にしました。
●奥さんの実家に戻り、「お金は大人になってから」と言われた話をすると、「お父さんらしいや」と義父や義母に言われました。「息子が二十歳になったら親父、百歳だよ」「この年で手術も乗り越えたし、案外それぐらい長生きするかもね」。なんて、能天気な会話をみんなでしていたわけです。
●実際、それぐらい元気だったんですよ、母を亡くしてからの父は。母がなくなるまでは、病院への送り迎えなどがあるので車の運転をしていましたが、母が亡くなると、「事故を起こして他人の迷惑になっちゃいけない」と早々に免許を返上。車がないと不便な地域なのでどうするのか、と思っていたらいつの間にか自転車を購入。住まっていたマンションのスタッフの方の話によれば、役所へ、病院へ、買い物へと動き回っていたようです。

●電車でもあちこち動き回っていたようで、10年ほど前に亡くなった自身の長兄の墓参りに行っていたり、母の死後、新たに私の住まいの近くに用意したお墓にも、一人で来たりしていたようです。
●もっとも、そんなときでも私に連絡するわけでもなく、その直後に墓参に行った妹が墓に供えられた「どんぐりのコマ」を見つけて不審に思い私に電話してきて「父が来たんだ!」ということが発覚するという、まあ、子供からするとちょっと心配ではありますが、元気ではあったわけです。自分の事は自分で出来るし、頭もはっきりしているし。
●しかし、なんと言っても日本人男性の平均寿命は超えているので、はっきりしているうちに、父の保険のこと父名義の預金口座などについてはみんなでわかるようにしておこうと思い、我々も把握できるようにはなっていました。これがその後ずいぶん手続きを楽にしてくれました。
●なんにしろ準備はしておくもんですね。

(なかなか終わりません。続きます)

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